2012年5月9日水曜日

青空に白い月: 頭痛、嘔吐、発熱に注意


「何となく頭が痛いなぁ~、少し熱もあるなぁ~」

髄膜炎というのは最初はこのような症状からきます。

当然最初は「風邪かな?」と思いながら、大きな病院は待ち時間が長いので個人病院に行くわけです。

そうすると、お医者さんも「風邪でしょう」ということで、

処方箋を出してもらい家に帰ってさっそく風邪薬を飲み、一安心して夜寝ます。

そして翌朝には症状が悪化。

更に夕方には吐き気と高熱と激しい頭痛が・・・

そしてまた昨日の個人病院へ行き、

検査の出来る総合病院を紹介されます。

そして髄液検査(腰椎穿刺{ようついせんし}やルンバールとも言う)をします(>_<)

この検査がどのようなものかというと、

まず、ベッドに横向きになり寝て、体をエビのようにまるくして背中を丸め、

手で膝を抱え込むような姿勢(体育座りをしたまま寝かせたような状態)になり、

更に頭をへそを覗き込むようにして曲げます。

後はよく背中を消毒して数箇所麻酔をし、

腰の方に近い背骨の関節?の隙間に大きな注射器の針を刺して、


特発性起立性低血圧

背骨の神経がたくさん通っている所に流れている骨髄液を抜きます。

検査される側の感想は、麻酔が少し痛いのと、

大きな注射の針を刺す時に痛みや、気持ち悪さが伴うことがありますが、

この時痛いからといって決して背中を仰け反らせてはいけません。

多分大変なことになります。

子供(幼少から中高生くらいまで)にも多く発病するようですが、

検査時は仰け反らないように看護師さんに体を押さえつけられますから、大丈夫です。

最近では大人もこの病気にかかる人が多いですから注意が必要です。

まとめると、注意する事は

頭痛、嘔吐、発熱の3点セットです。

同時に首や足(腰)の硬直もありますから、

枕を取って寝た状態で、片方の手を胸の部分に当てて押さえ、

もう片方の手を頭の下に敷いて持ち上げてみます。

髄膜炎の場合は、明らかに首が硬く持ち上がりませんからすぐわかります。


しゃっくり赤ちゃんの胎児を引き起こす

足(腰)の方も同様に、腹部を押さえふくらはぎの下部に手を敷いて持ち上げてみると、ビックリするくらい硬直しているのがわかります。

一人では出来ません。硬直しているかどうか確かめる再には、誰かに手伝ってもらって下さい。

後は、病気自体はインターネット上にたくさんの情報がありますからそちらを参照。

但し、髄膜炎の途中経過の状態には、それぞれの症状の発症に時間的ズレを生じたり、

吐き気があっても実際に嘔吐しなかったり、

頭痛が感覚としてそれほど酷くはなかったりと

いろいろと症状の出方は異なることがあり、

最終的には3つの症状がみるみる悪化していきます。

治療は手術ではなく、通常は抗生物質の点滴で行われます。

この病気は、発病してから検査、発見されるまでの時間が長くなると、

今度は脳炎などに結びついてくる怖い要素をもった病気であり、

脳炎になると、大きな障害が残ってしまったり、

最悪の場合には死にもつながりますから、早期発見が重要です。

また、発見が遅れ脳炎にならなかったとしても、

発見が遅れるほどに後遺症が残る確立は高くなります。


自然な薬線維筋痛症の筋肉痛

その他いろいろな病気に関しても共通で、

「おかしい」と思ったら、

一つの病院で突き詰めようとせずに、

別の検査設備の整った病院に行き診て検査してもらうことは大切なことです。

診察を受ける際には自分で思い込み診断をせず、

人と違う部分は全て伝える必要があります。

例えば頭痛がするからといって、肩こりなどを訴える方は多いかと思いますが、

これは頭痛に関係あるだろうという思い込みでそのように訴えていることが多いと思うのです。

ですから頭痛で病院に行った場合であっても、

歯に異常があったり、口内炎や、足に突然アザが出来たりといった、

一見頭痛とは全く関係ないと思われる異常に関しても、

きちんと告知することが早期発見に繋がります。

新生児や幼児の場合はこの早期発見というのが

何よりも重要です。

免疫力が強くありませんから、

発病から症状が悪化していくスピードが、

成人と比べて早く、

症状も外面からは分からないことも多く、

頭痛などの症状に関しても学習段階ですから、

どの位痛いのかを説明出来ない場合も多く、

発見も遅れやすいのです。


おかしいと思ったら、様子見をせず、

真夜中であっても、救急病院に連れて行くほうが賢明です。

皆様、体はお大事にして下さいね。

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